実際に数ある微生物資材の中で、これだ!というものを紹介します。
それは、ラクトヒロックスです。
乳酸菌主体の嫌性気性通性菌です。
少量の散布で良く効きます。1袋400gで100~300坪分使用できます。
400gを300坪に散布する際にカサ増しで硫安か米ぬかを混ぜて散布します。
微生物の初期の増殖力を上げるには米ヌカの方をお勧めします。
経験上、作物残渣の分解スピードは、季節にもよりますが硫安より米ヌカの方が
早い傾向にあります。
乳酸菌の力で土を丸ごと発酵してくれます。畑作の場合、有機物が多いので
一作目から土が変わるのがよくわかります。フカフカで柔らかく
作物の根が張りやすくなります。土壌病害の予防にもなります。
販売元の廣商様のホームページも丁寧に使い方が書かれており
安心です。
乳酸菌なので、やりすぎて害が起きるものではないのでその点も安心です。
補足としてましては、微生物は紫外線に弱いので散布後は土中に鋤きこむほうが良い。
アルカリ性の資材と混合すると死滅する恐れがあるので、火力鶏糞といった
アルカリ性の堆肥との使用は気を付けたほうが良い。
乾燥しすぎた圃場では働きが鈍い、管理機、鍬で鋤きこんで砂ぼこりが立つような
乾いた土壌の場合は、散布して鋤きこんで水を撒くなり、曇りの日に鋤きこんで
翌日の雨を待つのが効果的です。
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