微生物資材、色々なものがありますがどれがいいのか??
について考えてみました。
微生物資材は大きく分けて3つに分かれます。1つずつ見ていきます。
- 好気性細菌
こうきせいさいきんと読みます。
簡単に言うなれば、空気(酸素)が無いと生きていけない菌です。人間と同じ。
主に畑に生息する微生物菌の事です。
稲作と畑作と使用する肥料の量を比較すると明らかに畑作の方が投入する肥料が多い。
これは、土中の好気性菌が窒素を消費するからです。 - 嫌気性細菌
けんきせいさいきんと読みます。
こちらは、空気(酸素)があると死滅する菌です。酸素を嫌う菌です。
水田の土中に生息する菌です。水を張った土の中は、酸素が無い為生息できます。 - 通性嫌気性細菌
つうせいけんきせいさいきんと読みます。
酸素があっても無くても活動する菌です。畑作、稲作両方で活動します。
分解力は程よく、土中の酸素を消費しない。
畑作用には1と3が販売されています。
さてどちらを選ぶか?土づくりマスター的には、3の通性嫌気性細菌を選びます。
1の好気性細菌は、酸素を消費し、有機物の分解能力が強すぎて場合によっては地力が
消耗します。
通性嫌気性菌は、酸素を消費せず、有機物の分解能力も程よいので地力づくりに最適です。
市販されている微生物資材は、好気性菌が大半です。がしかし探せば通性嫌気性菌もあります。
よい微生物を畑に投入して、膨軟で水はけの良い土づくりをしましょう。